2018-06-19

インドネシアに移住するメリットとは?ビザや生活費まで徹底解説!

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移住先としては、それほどメジャーとは言えないインドネシア。

しかしそれはまだその魅力を知らないからかもしれません。人気のタイやマレーシアと同じ東南アジアに位置し、数多くの島々からなる、世界第4位の人口を持っています。

その魅力を知れば移住先の候補に入るかもしれません。今回はそんなインドネシアの話をしていきたいと思います。

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インドネシアに移住するメリット


物価が安く、年間を通して温暖な、綺麗な海と暖かい人々。

同じアジア圏でどこか懐かしい気持ちになるとよく聞きます。

多くの日本企業の進出と親日の国、ということもありとても居心地よく暮らすことが出来るインドネシアには移住をするメリットがたくさんあります。

物価が安い

ジャカルタ付近在住、日本人Bさん一家(家族4人とお手伝いさん1人)の生活費一例です。

項目 費用
住居 7万円の5LDKの一戸建て
食費 4万円(週2日程度外食、それ以外はお手伝いさんが料理)
通信費 インターネット使い放題3,000円、携帯電話5GBで1,500円
水道光熱費 水道2,000円、ガス1,000円、電気代5,000円(クーラーを24時間つけて)
交通費 タクシーもしくはオンラインタクシー3,000円程度
お手伝いさん給与 2万円
合計 約15万円程度

Bさんファミリーはインドネシア歴も長く、インドネシア料理と日本食両方を食べて生活しています。何よりお手伝いさんがいるため、疲れている時でも自宅で食事が出来ることは無駄な出費が減ります。比較的に日本と比べると安くなっていますが、ジャカルタは暑いので快適に暮らすためにはクーラーを利用することで電気代が毎月かかります。

タクシーは、インドネシアで一番有名なブルーバードタクシーでは、500円程度で通常の移動であれば問題なく気軽に使えます。その他にもバス、電車などは20円程度から乗車可能。

また、食料品も地元の市場で購入すれば、鳥を一羽と野菜など沢山購入しても1,000円程度。

また、現地屋台が沢山あり、日本でも有名なナシゴレン(インドネシア風チャーハン)は100円程度で購入可能。という、何もかもが激安の世界です。

アパートはプール・ジム完備は当たり前

生活をする上で基本となる住まい。インドネシアにはアパート(日本でいうマンション)、コス(単身向けのアパートのようなもの)、戸建、サービスアパートなど多くの選択肢があります。多くの日本人がインドネシアに住むのであればセキュリティ上、アパートもしくはサービスアパートになるでしょうが、そちら全てプール・ジムはもちろん完備しています。

日本円で20万円以上もする高級コンドミニアムもありますが、探せば月々5万円程度の住み心地快適なマンションも多数あります。

お手伝いさん・ドライバーが安く雇えてセレブ生活


日本でお手伝いさん、といえばかなりのごく一部の方のみが雇っているというイメージでしょうか。インドネシアでは中流家庭では基本的にお手伝いさん、もしくはベビーシッターを雇っています。月々1万円~3万円程度で、住み込みから通いまで要望に応じて多くの選択肢があります。

そのため、基本的に家の家事一般はお手伝いさんにお任せ、子どもがいる場合はサポートをお願いする事も十分可能です。帰ったら家事が全て終わっていて食事の支度が出来ている、なんてことが十分可能です。また、車社会のインドネシアですが、日本人が運転することはあまりお勧めされないので、ドライバーを雇っている日本人が多いです。こちらもお手伝いさんと同じ程度の価格です。

親日で人々がフレンドリー

海外生活をしたことがある方であれば、その国の人の国民性、日本人に対する態度は重要なものではないでしょうか。同じアジア人であってどこか似ているような気もしますし、何よりインドネシア人にとって日本人のイメージはとてもよく、親日の方が大変多いです。また、インドネシア人の国民性として、とても明るくフレンドリーのため、すぐに打ち解けて仲良くなれることでしょう。そして基本的にとても親切です。

日本人向けの求人が多い

移住する際、リタイア後ではなく、働き盛りで海外へ移住というパターンも多くみられるようになってきました。そんな際、求人情報の数、質はとても重要です。

インドネシアは経済発展とその巨大なマーケットという点より、大変多くの日系企業が進出しております。そのため、現地での日本人向けの求人数もとても多く、待遇や仕事内容も他アジア圏と比べると魅力的なものが多いと言われています。また、日系人材エージェントも多く進出しています。

インドネシアに移住するデメリット


大変魅力的なインドネシア移住ですが、メリットがあればやはりデメリットもあります。

治安・病気について

まだまだ先進国ではなく、格差の大きなインドネシアでは、日本と同じように過ごすことは危険です。夜間の一人歩きなどはお勧めできません。

また、医療の質は日本に比べると少し落ちるので、大きな病気や手術はマレーシアやシンガポールに行くことをおすすめします。

日本人はお金持ち!?

日本人、外国人、肌が白い人はお金持ち、という発想がインドネシア人には多くみられます。現地人の中にいると同じアジア人でも色の白い日本人は目立ちます。

インドネシア人の賃金も年々上がってきてはいますが、まだ日本人の給与が圧倒的に高いです。今現在インドネシアの最低賃金はエリアにもよりますが大体3万円程度~です。

渋滞が激しい


世界一の渋滞と言われる、渋滞が毎日あちらこちらで発生しています。

そのため、仕事をしていても通勤する際、職場に着くまでに何時間もかかったり、目と鼻の先なのに、進まないということに慣れる必要がありますです。

日本とは異なる慣習や常識

これは海外であればどこでもそうですが、日本での当たり前が通じないことが多いです。

時間の感覚、窓口の対応、食事のマナー、職場での付き合いなど、全て日本ではないということを頭に入れて生活する必要があります。

日本の食品が高い

日本の食品はほぼ日本からの輸入のため3倍程度になっています。現地の市場やスーパーマーケットで基本的な食料は購入できますが、日本製の調味料などはやはり日本より高くなってしまいます。また、イスラム教が大半を占めるインドネシアにおいてアルコールの値段は日本よりも圧倒的に高くなっています。

インドネシアに移住するにはどんな方法があるの?


海外で暮らす以上はビザが必ず必要です。ビザ無しで滞在できるのは30日間のみなので、移住となった場合はやはりビザを取得する必要があるでしょう。

観光ビザ

入国した30日以内は現在ビザなしで観光であれば滞在できるようになりました。こちら延長はできませんが、インドネシアからは多くのLCCが近くの東南アジア諸国に出ているので、一度出国してまたインドネシアに戻ってくるという方法を使うこともできます。(シンガポール、マレーシアは1時間程度のフライド、安いものでは1万円程度で往復可能。)

55歳以上限定のリタイアンメントビザ

1年間の滞在が可能でその後延長申請をすることで最長5年間の滞在が可能となります。こちら一定の預貯金があること、指定された地域に宿泊施設を購入もしくは賃貸物件を借りること、インドネシア人を使用人として雇用すること、就労しないことなどいくつかの条件があります。

就業する場合はKITAS・KITAP

こちら就業先のポジションや学歴、年齢などでビザの期間が異なります。基本的に求職する際や企業と提携しているエージェントが手配をサポートしてくれます。

インドネシア移住におすすめの都市はどこ?


基本的にどこでも年中常夏のインドネシアですが、気候や物価、町の印象も大きく異なります。

バリ


言わずと知れた、バリは移住先の定番でしょう。日本人、白人など多くの外国人が長期ステイしており、バリにいるインドネシア人も外国人慣れしています。綺麗なビーチや芸術的な文化もあります。物価はインドネシアの他のエリアと比べると少し割高になります。

ロンボク

最近注目されている、バリの隣の島で、第二のバリと言われています。少しずつ外国人も増えてはきましたが、まだバリと比べると静かで大変綺麗な海、自然があります。物価もバリより安めです。

ジャカルタ


インドネシアの首都。経済の中心地で、多くの日本人駐在員、現地採用の日本人などが暮らしています。渋滞がひどいですが、基本的に手に入らないものはないです。リゾートというよりもビジネスの町で、仕事や刺激を求める人にはおすすめ。物価は他の町と比べると高めです。

バンドン

ジャカルタから2時間程度の町です。日本人や外国人はそこまで多くはありませんが日本人学校があり、また他の町と比べると涼しい気候です。物価はジャカルタよりずいぶん安く、インドネシア人でも他のエリアと比べると肌の色が白い人が多いです。週末はジャカルタから多くの人が遊びに来るため大渋滞。

スラバヤ

インドネシア第二の町で、ジャカルタ同様にビジネスの町です。中華系インドネシア人が多く、気候は暑いです。物価はジャカルタよりも安く、日本人向けの仕事もあります。

まとめ

移住先にインドネシアという場所も候補の一つとして入れてはいかがでしょうか。ここでは紹介できない他の魅力的な移住先はまだまだあります。

不便な点はもちろんあるけれども、フレンドリーな人たちや日本では考えられない暮らしができることは間違いなしです。他の東南アジアへのフライトも数多くのあり、インドネシアの国自体も色々と魅力的なところがたくさんあるので楽しく過ごせるでしょう。

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