2018-07-07

パキスタンの不動産ガイド。購入規制や価格動向まで徹底調査

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パキスタンはテロが心配だけど、不動産の投資先として見込みはあるの?

そんな疑問に答えるため、今回はパキスタンの不動産を購入する際の規制や、購入ステップ、おすすめのエリアまで解説します。

パキスタンはどんな国?


パキスタンは国教がイスラム教であり、イスラム教徒が多い国です。面積は79.6万平方キロメートルであり、人口は2億777万人のイスラム教を国教とする国です。

面積と人口共に日本の約2倍の規模で、の国です。人口は年間2.4%ずつ増加しています。在パキスタン日本人は約1,000人、日本企業は82社が進出しています。

パキスタンの不動産に投資するメリットは?


パキスタンは、年間5.76%の経済成長を続けています。日本のが年間経済成長率が1%であることと比較を考慮すると、パキスタンはまさに経済発展中のが大きい国と言うことができます。

また、パキスタンは、年間インフレ率が5.02%であり、これも日本の1.12%と比較すると、物価上昇率もが高いことがわかります。

不動産のキャピタルゲインを狙う方にとっては魅力的な物価上昇率と言うことができます。

不動産市場においては、2015~2016年にかけて不動産バブルが起き、不動産価格が実際の価値以上に上昇したパキスタンでしたが、近年は、不動産価格が実際の価値に連動するようになってきています。

パキスタン不動産は外国人でも購入できる?


外国人でもパキスタンの不動産を購入することができます。

ただし、パキスタンの土地に関して、外国籍の個人が購入することは原則的に認められていません。土地を購入する際は、パキスタン政府からの承認を得る必要があります。

一方、法人であれば外資でも土地を所有することができます。

パキスタンで不動産を購入するステップ


ステップ①:不動産エージェントと物件探しをする

不動産エージェントを選ぶ際は、パキスタンの土地柄に精通した、パキスタン人のエージェントを選ぶことをおすすめします。

パキスタンで物件を選ぶ際に、購入条件に合った物件を探しやすいほか、交渉の間に立ってもらうことができるというメリットがあるからです。

エージェントに相談する際は、下記を伝えるようにするとスムーズです。

  • 購入したいエリア
  • 予算
  • 投資用か居住用かなどの購入目的
  • 不動産の規模

条件に近い目ぼしい物件が見つかったら、購入手続きを踏む前に、物件を視察することが大切です。売り手に直接会ってお話し、疑問点などを質問するようにしましょう。

ステップ②:価格交渉をする


購入したい物件が決まったら、売り手と価格交渉をします。買い手と売り手の双方にとって適切な価格で購入するために、また、払いすぎて買い手が損をしないように、値段交渉をすることは大切です。

ステップ③:物件登記をする

登記書類を用意し、登記所に持参します。そして、パトワ・カナ(Patwar Khana)という不動産登録所に出向き、不動産の所有者名を変更してもらいます。

ステップ④:支払いをする


支払い方法を選択し、その方法に基づいて支払いを済ませます。エージェントに紹介手数料を支払う必要があります。

パキスタンで不動産を購入するのにおすすめのエリア


パキスタンの中でおすすめのエリアとしては、ラホーレ地区と呼ばれる、インドとの国境にほど近いパキスタンの北東部に位置する地域があげられます。

DHA ラホーレ・レジデンシャル・プロット(Lahore Residential Plots)

DHA ラホーレ・レジデンシャル・プロットの中でも、DHA ラホーレ・フレーズ 9タウン(DHA Lahore Phase 9 Town)は、年間20%も物件価格が上昇している地域です。この地域は、今後も価格の上昇が見込まれ、最も投資に適している地域と言えるでしょう。

DHA ラホーレ・コマーシャル・プロット(Lahore Commercial Plots)

DHA ラホーレ・コマーシャル・プロットの中でも、フレーズ8のCCA1とCCA2(CCA 1 & CCA 2 of Phase 8)は、まだ価格が高騰しておらず、今が買い時と見込まれている地域です。今後多くの居住地や商業地が開発されていく予定です。

レイク・シティ(Lake City)

レイク・シティは、ラーホレ地区の南端に位置している地域であり、高級住宅街やリゾート地として開発が進められている地域です。域内には、パキスタン最大のゴルフ場が建設される予定です。

まとめ


今回はパキスタンの不動産について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

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ライター:Zac Zack
SEKAI PROPERTY編集部。東京都出身。高校時代にマレーシアで1年間交換留学を経験する。アジアに魅せられ、大学時代はアジア7か国を周遊。マレーシア滞在歴は通算で1年半以上。