2020-01-21
日本の約1/3? マレーシアの物価について
- Advice
移住先としてだけでなく、旅行先としても人気が高い国「マレーシア」。しかし、マレーシアでの滞在を考えるにあたって、現地で生活する上でかかる費用について事前に知っておきたいと思われる方も多くいらっしゃることでしょう。
そこで今回は、マレーシアの物価についてはもちろん、生活費などについても、日本と比較しながらお伝えさせていただきます。
1 マレーシアの物価の安さについて
一般的にマレーシアの物価は日本の約1/3と言われています。しかし、日本とそれほど値段が変わらないものがある一方で、日本の1/3以下で買えるものがあるなど、その安さは品目によって異なります。
その上で、こちらでは品目ごとの物価に加えて、電気代などのマレーシアでかかる生活費につきましてもご紹介させていただきます。
2 マレーシアの物価
表:日本とマレーシアの物価まとめ
こちらの表から見て分かるように、食品に関しましては、基本的に日本より安く買うことができます。特に、野菜や肉類といった生鮮食品や水などの飲料は日本の1/3より安い値段で購入することができます。
また、衣類などの日用品につきましても、外資系のブランドのものだと日本とそれほど変わりませんが、基本的にはこちらも日本より安く買うことができます。
その一方で、お酒と日本製の商品に関しましては、日本国内で買うより高くなるケースが多いので注意が必要です。ただしお酒の場合、ランカウイ島での購入については例外であり、島全体が自由貿易地帯に指定されていることから、酒税などの税金が免税となり、お酒であってもかなり安く買うことができます。
3 マレーシアでかかる生活費
表:日本とマレーシアかかる生活費まとめ
特にマレーシアでの長期滞在を考えられている方にとって、大きな判断材料となり得る現地での生活費についてです。
まず、水道光熱費について、マレーシアでは政府による補助金政策があることから、非常に安くなっています。例えば4人家族の場合における1ヶ月あたりの費用は、電気代だと約1/3であり、水道代に至っては約1/9の価格になっています。
次に医療費についてですが、日本では、国民皆保険制度が採用されていることから、世界的に見ても医療費が安い傾向にあります。そしてマレーシアにおいても、クリニックでの受診であれば、日本と同程度か少し安い価格で治療を受けることができます。ただし、総合病院での受診や治療方法によっては費用が高くなるケースがあるので、もしその点について不安があるようでしたら、医療保険に加入することをお勧めいたします。
最後に携帯料金についてですが、こちらも日本の1/2~1/3となっていることから、全体的に見てマレーシアでかかる生活費は日本でかかる費用と比べると安くなっていることをお分かりいただけたかと思います。
4 マレーシアでの交通費・宿泊費
表:日本とマレーシアでの交通費・宿泊費まとめ
こちらでは、現地でかかる交通費やホテルの宿泊費などについてご紹介いたします。
交通機関を利用する際にかかる費用に関しましては、初乗り運賃がバスの場合だと約30円と日本の約1/7であり、電車の場合でも約40円と1/3以下であることから、こちらもマレーシアでかかる生活費と同様に安い水準となっています。
そして、宿泊費についても、日本の1/4以下で5つ星ホテルに滞在することができます。
以上のことから、エクスペディアによるアジア観光コスパランキングでは、クアラルンプールが1位となっており、旅行という点においても、費用を抑えながら滞在を楽しむことができます。
5 まとめ
物によっては、日本で買うよりも高くなってしまう場合もございますが、基本的には値段を日本よりかなり安く抑えることができると思います。また、税金も日本と比べて非常に安価になっています。
もし、安い費用で移住後の生活を送ることができることに魅力を感じていただけたのであれば、マレーシアへの移住を考えてみてもいいかもしれませんね。