2018-06-18

オランダの不動産を購入するポイント!規制や価格動向まで徹底調査

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オランダは観光都市としても有名であり、日本からもアムステルダムをはじめツアー旅行が多数あります。水の都として栄えるアムステルダムですが建物も華やかでとても雰囲気がある街です。オランダの不動産は実は投資にもおすすめです。今回はオランダの不動産事情について紹介していきます。

オランダの不動産は外国人でも購入できる?


オランダの不動産は外国人でも購入は可能です。個人でも企業でも土地と建物の売買が可能です。オランダは外国人の受け入れ態勢も柔軟で移住者が増えています。不動産投資として移住物件として注目度が高く購入価格も上昇しています。

オランダでのビザ発給


オランダへの居住にあたりビザ発給も大事な問題です。オランダではビザ発給にあたり住民登録が必須条件です。賃貸でも住民登録は必要となります。

住所に偽りがないよう、こうしたチェックが義務付けられています。賃貸も悪くありませんがオランダは不動産投資をしてもメリットが高い国なので予算に余裕があれば物件を購入してビザ発給の際に必要な住民登録要件も満たすのもいいでしょう。

オランダの不動産事情


オランダの総人口は170万人前後となっています。日本で例えると福岡市くらいの人口だとイメージするといいでしょう。また移住民が増えているのも特徴で特に2008年から移住民は急増しています。19人に1人の割合で移住民というデーターもあります。

オランダでは世帯数が増えているのに対し住宅の供給が追いついていない状態が続いています。そのため物件の価格も下がりにくく不動産価値も維持された状態になっているわけです。不動産投資としても価値があるといえます。

オランダで不動産を購入するステップ


不動産業者で不動産購入物件を探す

オランダでは不動産業者(エージェント)で物件を探すのが一般的です。業者は売主と買主に1人ずつつくことになります。日本だと売主と買主の双方に1人といった形なのでイメージは若干異なります。

参考までにオランダの契約の流れを紹介します。

  • 条件を伝えると物件探しをスタートさせる
  • 下見の予約をする
  • 不動産屋は物件の修繕や所有権、共有積み立てなど念入りに調べてくれる
  • 相手方の業者と交渉に入る
  • 契約書など書類関係すべてをチェック
  • 公証人とのやりとり

しかし日本人がオランダで不動産を購入したい場合、言葉の問題や商習慣の違いなどもあります。オランダは比較的英語が通じる国ですが、法律で契約書類は全てオランダ語でなければならないので、オランダ語の通訳をつけるか、オランダの不動産の取り扱いをしている日本人のエージェントに依頼するほうが安心でしょう。

資金の用意

オランダの銀行では外国人に対しても融資を実施しています。EU全体に言えることですがリーマンショック以降低金利政策が続いており金利は今のところお得な状態です。しかし、この金利政策はそろそろ引き締めにかかるのではという話もありますので、その動向には注意が必要です。

金利とは別に、オランダの銀行にはとても人気のローンがあります。それが「インタレスト・オンリー・モーゲージローン」です。

これは、ローンの期間中利息だけを払い続け、元本を払う必要がないというローンで、ローンが終わった段階で元本(不動産価格)を一括で払うというものです。こうする事で、月々払うローンの金額が安くなるため、低所得者でも住宅を購入することができやすくなっています。ただし、外国人がこのローンを使おうと思ったら、オランダに居住半年を過ぎていなければいけません。

税金

オランダの不動産に対する税金の計算の仕方はケースによってかなり異なるため複雑です。税金がどのくらいかかるかはあらかじめ専門家に相談しましょう。

不動産を購入するのにおすすめのエリア


アムステルフェーン

アムステルフェーンはオランダの中で日本人居住者が最も多いエリアです。駐在員もこのエリアに住んでいることが多いです。アムステルフェーンは人口8万5千人ほどの街で、最近ではインド企業の進出も相次いでおり、人口が増えつつあります。日本人向け幼稚園や日本語で診察可能な病院などもあり、日本人にとって住みやすい環境が整っています。

オランダで移住したい人、日本人駐在員などを対象に不動産賃貸したい人にピッタリなエリアです。また移住者にとって人気の高い都市なので不動産価格も安定度の高い街でもあります。

アムステルダム

アムステルダムはオランダの首都で移住先としても人気となっています。日本人移住者が多いアムステルフェーンの次に人気高い都市です。スーパーや医療施設なども整っています。また外国人移住者が最初に住むことも多く賃貸運営もおすすめの地です。

オランダの中でもアムステルダムは人口の多さもダントツでビジネスの地としても欠かせない場所となっています。まずはアムステルダムに投資するのもよいでしょう。もし自分が住むことも含めて検討するなら日本人が住みやすいアムステルフェーンも含めて不動産探しをすることをおすすめします。

ロッテルダム

ロッテルダムはアムステルダムの次に人気の高い都市です。アムステルダムは物件が高めですがロッテルダムは物件の価格もアムステルダムに比べて安いことや競争率も減少するので自分の希望の物件を探しやすいのが特徴です。オランダ移住も検討しているなら仕事の関係上アムステルダムでないダメといった人でなければロッテルダムも視野に入れて検討するのもよいでしょう。

まとめ


オランダの不動産投資を検討しているなら早めの投資することをおすすめします。オランダは2008年から移住者が増えていること、またアムステルダムは物件不足が深刻なことから賃貸経営などでも入居者が入りやすく安定度が高いことが予想されます。

EU全体で融資の低金利政策を実施しておりますが、これはいつまで継続されるか不透明な状況になってきていますが、オランダ現地の銀行のローンなどを上手に使えば投資としての旨味はまだまだありそうです。