2017-03-13

タイで永住権を取得することは可能なのだろうか?

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タイはロングスティ先としても人気となっています。最近はタイへの不動産投資なども増えており今後さらに日本人移住者が増えることが予想されます。そんなタイで永住権を取得したいといった人もいることでしょう。ここでは永住権取得の道のりについて紹介したいと思います。


タイで永住権を取得するには

タイで永住権を取得したい人がまず思い浮かぶのは「タイで永住権が取得できるのだろうか?」といったことだろう。幸いタイでは私たち日本人が永住権を取得できるシステムが存在する。ただし取得はかなり厳しい。条件を満たせずあきらめる人も多いのでよく考えてから検討するといいだろう。


タイ人配偶者の方

配偶者がタイ人といった人は滞在ビザの取得は比較的簡単だ。家族ビザでタイに滞在することができる。またタイで働いている人は就労ビザで滞在している人も多い。永住権取得は?というと、いくつかの条件をクリアしていなければならない。まずはタイ人配偶者を結婚が2年以上続いているかどうか?が第一条件となる。子供がいる場合は2年、いない場合は5年以上の結婚継続している必要がある。収入についても条件がある。1か月3万バーツ以上の収入が必要だ。そして犯罪歴がないことも条件である。

条件について下記となる。

・タイ人配偶者との結婚期間最低2年(子供がいない場合最低5年)

・1か月3万バーツ以上の月収

・犯罪履歴なし


タイ人配偶者がいない人の永住権取得

タイ人配偶者がいない人は永住権を取得できないか?というとそうではない。ただし条件があまりにも厳しすぎて多くの人は断念してしまう。

・ワークパミットを3年以上所有している

・1か月8万バーツ以上の収入があること

・3年分の個人確定申告書

・2年分の所得申告書

・タイ語必須

タイで勤務している人は現地採用、駐在など働き方に違いがある。いずれにしても上記を満たす必要がある。特にネックとなるのはタイ語必須というものが。タイ語を習得している人であれば問題ないが、そうでない人はこの点が非常に苦労する点かと思う。上記条件は現地採用の場合、なかなか難しい。


年間100名まで永住権は支給される

日本人の場合、年間100名までタイの永住権が支給されるルールとなっている。実際に永住権を取得している日本人もいるがそれがごく少数派で50人に1人程度だと言われている。永住権は難しい人もリタイアメントビザで滞在する人も多いので、そちらの活用も検討してみるといいだろう。実際タイに滞在している日本人はリタイアメントビザでの滞在も多く見られる。