2020-02-12

クアラルンプールの新たな心臓部、順次開業が始まった国際金融特区TRX

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開放的で環境に配慮した注目の国際金融特区TRX

ブキビンタンやプドゥに隣接するTRX(Tun Razak Exchange)は、マレーシア政府の経済改革プログラムの一環で国際金融特区として戦略的に開発されているエリアです。70エーカー(東京ドームおよそ6個分)という広大な敷地は、国際金融特区のため金融系企業への税制の優遇やグローバル企業とローカル企業を結びつけるビジネス街の顔も持ちますが、エリアの約24%を公園やオープンスペースとして確保したり、下水の約80%をリサイクルできるようにするなど、開放的で環境に配慮した街づくりを目指します。

具体的な開発計画ではセントラルパークを囲むようにHSBCやプレデンシャルといったグローバル企業のナショナルヘッドクオーターのビルほか、レジデンスやホテル、小売店、飲食店、文化施設など、およそ30棟ビルが立ち並ぶエリアを目指しています。

シンボルとなる建物はThe Exchange 106で、その高さは492.3メートル。クアラルンプールで有名なペトロナスツインタワーより高く、2020年2月現在マレーシアで3番目の高さを誇るビルになる予定です。ちなみに1番目はTOEWR M(700m)、2番目はPNB118(644m)。既に一部開業しており世界的な企業が入居しています。

ちなみに夜になるとライトアップされますが、その色は赤、オレンジ、緑、青、というマレーシアの紙幣の色。国際金融特区らしい演出です。ショッピングの中心としては「The Exchange TRX」と呼ばれる複合商業施設が建設されています。広さはミッドバレーメガモールのおよそ半分ほどで、2021年から2025年までに段階的に開発されていく中で、2021年の下期には西武デパートが開業する予定です。

世界的な高級ブランド店400~500が集まりファッションや生活雑貨のほか、日本の「デパ地下」のようなグルメを集めたスペースを設けることも予定されてます。レジデンスは、この環境の良さから早くも注目されています。TRX ResidencesやCore Residence @ TRXといったレジデンスの予約も開始しており、ショールームもオープンしています。国際金融特区であるがゆえの文化的で先端的な住環境が、KLの中心地に誕生することもあり、不動産関係者や移住を検討する日本人をはじめとする外国人からも熱い視線が注がれています。

TRXは、向こう10年は段階的に開発が計画されており、2021年にはすでにあるMRTのTRX駅に、もう1線MRTが乗り入れる予定です。交通アクセスもよく、ビジネス・ショッピング・レジデンスのバランスがよく、開発が進むにつれ益々利便性の高いエリアとなっていくでしょう。

Core Residence @ TRX(コアレジデンス)について

TRX内で最初の住宅プロジェクト。開発会社は、CCCG(China Communications Construction Company)とWCT Holdings Bhdの合弁会社Core Precious Development Sdn Bhdです。

TRXの周辺スポット

ロイヤルセランゴールゴルフクラブ

TRXの東側に広がるゴルフ場。1893年開場という、マレーシアで最も歴史のある名門ゴルフクラブ。KLの中心エリアという好立地にあり、KLのランドマークを見渡しながらのプレーはとても気持ちがいいです。

ZOUK KL

TRXのナイトライフエリアであるTRECにあるナイトクラブ。ZOUKは他にシンガポールやゲンティンハイランドにもあり、1996年から2007年の間に、シンガポール政府観光局の「ベストナイトスポットエクスペリエンス」賞を6回受賞しています。

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